台南・高雄(大東 / 武聖夜市)前編
2018年 05月 12日
今年も巡ってきました黄金週間……行かない理由が無いので台湾へ! 気温は立夏ということで、晴れれば30℃を越えるか越えないか。夜は22-3℃くらいでした。
今まで休店日などに当たってしまい、行きそびれていた台南や高雄の店を回ってみようと思います。意外と関空の出国フロアに人出は多くなく、保安検査場もノンビリしたもの。今回もエバー航空です(写真は台北行きの機体)。
待合エリアの椅子に座っている間のこと。前方に座った男性の背中へ何気なく目をやると、ジャケット襟下に小さくtsmcのロゴが!…iPhoneのAシリーズプロセッサを供給している、世界最大のファウンドリである台湾のtsmc社員か?、と急にテンション上がる自分なのでした(謎)。 そんなエピソード?もありつつ、搭乗は問題なく済み、グランドスタッフに見送られて飛び立ちました。今のところ天候は良さそうです。
毎度のメニューでしたが、鶏を選べたのは良かった。アッサリして旨かったです。ちなみに、写ってないけどビールも当然付けてます。ハイネケンを選びました♪
座席が前寄りのため、機体を絡めて撮影するには身体を捻らなくてはならず、ちょっと苦しかった。そのぶん騒音が少なかったのは利点かもしれませんが…。
高雄空港へ降りる方向は、いつもと違うようでしたが、順調に高度を下げて着陸! 我又到了高雄(うぉようだおら がおしぉん=また高雄へ来ました)。
コンパクトな施設なだけに、あっという間に審査も済んで出口からロビーへ。入国時のストレスが少ないのは、高雄空港の良いところですね。
せっかくなので、興味のあるパンフを頂いておきましょう。後々の旅で役立ったりするので…。SIMは初めて台湾大哥大(たいわん だーぐーだー)にしてみました。5日間300元。ただ、使ってみた感想は、台南でも高雄でも少し電波が弱い印象。次回は無いかなー。
空港到着が午後を回りこんでいたので、このまま台南へ向かうことに。KRT紅線に乗ったら、どこで台鐵に乗り換えようか。
南から高雄車站・左營車站・橋頭火車站と選べるけど、最もKRTに長く乗る橋頭ルートにしてみました。乗り換えは短い動線で済むものの、意外とKRT停車駅が多いのは難。
台南車站を出て振り返ると、あの趣のある白い駅舎にシートが回されていて見えませんでした。下調べの際にブログ記事で見かけて知ってはいたけど、やはり残念ですね…。
再び漕ぎ出して向かったのが、そこから東南方向に1.5kmほどの大東夜市(だーどん いえしー)。初めて訪れる夜市です。
綜合豆花35元を選び、内用で受け取ってテーブル席に座りました。日本人にも合う甘さで、なめらかな舌触りの豆花ともども、「美味いわー」と呟く自分。席は大通り沿いの歩道に置かれ、行き交うスクータを眺めながら頂きました。ごちそうさま! まだ宿には戻らず、府連路から開山路を進み、勇壮な鄭成功像を見上げながら府前路へ出ました。
前回はパスした莉莉水果店(りぃりぃ しゅぇいぐおでぃえん)に到着しました。マンゴーはまだかな? カタコト英語で尋ねたら有るようです。歩道に置かれたテーブルでは、場馴れした感じの日本人客も談笑してました。
この店のカキ氷には、もともと雪花冰(しゅえほぁびん)は「没有」らしい。悩みましたがそれで注文しました。トッピングされているのは、ドライフルーツのマンゴーと緑色の…何だろ?。
次行きますよー♪ 府前路を西へ進み、國華街と交差したところで右折して北へ。大通りを横切ってから民権路との交差点に黃記鱔魚意麵(ふぁんじー しゃんゆー いーみぇん)というお店が。写真では水仙宮三兄弟って垂れ幕が目立つけど…。
鱔魚意麵(しゃんゆー いーみぇん)を注文します。以前に他の店で食べたのとは麺の太さが違い、日本の焼きそばに近い細さです。麺が主張しないので鱔魚を存分に味わえました。90元だったかな。ごちそうさま! このへんで初日の喰い倒れは終了。は、腹が苦しい…。
翌朝は、思いがけず快晴で始まりました。ちょっとだけ蒸すけど不快ではないです。T-Bikeを借り出して、まずは國華街のほうへ…。途中では義美食品(いーめい しーぴん)という、大手食品メーカーの店へ立ち寄りました。
ここの蚵仔煎はモヤシの存在感が特徴。シャクシャク食感が心地よく、タレも甘辛が控えめなので、自分的には好きなタイプです。60元。ごちそうさま!
席を立って向かいへ歩くこと10秒、永樂牛肉湯へ移りました。香菇飯湯のご飯が効いてるけど、どんどん行っちゃいますよー。
こちらは赤身ですね。地元の方のようにスープを飲みながら白飯だと、ツユが薄味かもしれません。110元だったかな。 塊のような切り方ではないタイプですが、噛みしめると肉の味が感じられます。美味しいなー。
さらに、隣の阿松割包(あーそん ぐーばお)も入店! 頼んだのは豬舌包(ぢゅーしゅーばお=豚タン)です。日本人には超有名な店ですが、その味付けは独特。主に酢キャベツと肉を挟んでますが、甘いピーナッツクリームが内側に塗られてるんですね。
大きな口でかぶり付くと、それら全てが口の中で合わさり、なんとも甘ウマイ代物となるのが不思議。スープも小鉢で付いてきます。
ちなみに、店のメニュー表には割包は2個の値段が掲げられていましたが、一個と指を立てて注文したからか、2個出されませんでした。45元。ごちそうさま!
永樂市場から漕ぎ出します。先ほどの牛肉湯で火が付いたのか、今回も連チャンしてみたくなりました。民族路へ出て西へ進みます。すぐ先にあったのが鬍鬚忠牛肉湯です。
一見イカツイ感じのご主人が店頭に陣取ってました。でも外国人と分かったのか、奥さんともども優しく対応してくれました。写真を撮りたいと言ったら、飛びっ切りの笑顔で収まってくれました♪ ここの牛肉湯は、松竹梅のように頂級・花紋・上等とあります。んー、こういうの迷うな。まあ旅先だしMAXの頂級を試してみるか…。 すぐに出されたんですが、なんと、今まで体験した牛肉湯で一番の脂の量! 頂級ってそういう意味なの?
小ぢんまりした店内で、大きな据え置き扇風機の風を浴びながら、牛肉湯をいただきます。赤身肉の旨味を感じながら頂きました♪ 汁の味が妙に薄かったのは惜しい。ごちそうさま! 110元。
そのまま南下せずに民族路へもどります。西で金華路と交差したら左折して南下を始めました。しばらく漕いで行って府前路とクロスしたら左折します。その先がおなじみ円環牛肉湯。
まだまだ行きますよー。すぐそばの無名羊肉湯でもいただきましょう。今回はメニューも普段どおり出せるようで、当帰でないノーマル羊肉湯を注文できました。
毎度ながら全く臭みのない柔らかいヤギ肉です。しかも分厚くカットしてあるためか、噛みしめる食感も楽しめます。これもウマー! 110元。ごちそうさま!
店を出たら、府前路を東へそのまま行っても良かったんですが、あえて1本南に並行する保安路へ入ります。夜の賑やかな様子を思い出しながら、ゆっくり漕いで行きました。いやー、イイ気分だー♪ やがて西門円環に出ました。ここには阿堂鹹粥(あーたん しえんぢょう)があり、隣にある包成羊肉(ばおちゃん やんろう)に初めて入ります。
こちらの肉も柔らかく、やや脂身のようですが臭みは全く無し。汁も美味しく飲めました。110元。ごちそうさま! これにて今回の肉祭りは打ち止め。牛肉湯・羊肉湯をたらふく喰えて幸せでした♪
再び乗り出して民権路を西へ向かいました。新美街と交差したら右折して北上します。民族路を越え、成功路まで来たところで南へとUターン。この辺は米街とも言われるようです。写真は横道へ逸れたときの様子。
往きに目をつけておいた店、鳳冰果舗(ふぉんびんぐおぷぅ)へ。なんともオサレな構えです。オッサン一人旅には似合わないけど、生ジュース&スムージーの店らしい。さすがに汗をかいてきたので一休み…。
ドアを押して入ると、美人おねいさんが迎えてくれました。長いカウンターに置かれたガラスケースにフルーツを見せる収納?してます。椅子に座ると、レトロなデザインの手提げを発見。ガジェット魂が燃え上がり、つい写真を撮ってしまう…。 どうやら店の奥から「米宿」という民宿になっているみたい。予約サイトに日本語版がなく、中国版で意味が分からないものの、宿を始めたのは今年からのようです。
甜蜜蜜(てぃえんみーみー)を注文しました。パイン+リンゴ+はちみつを合わせたやつです。甘さ控えめで美味しい! 汗が引いていくのを感じます(冷房も効いてたけど)。80元。
メニューも撮らせてもらいました。下段にはフルーツビールも。
一時の幸せをいただいてから走り出します。しばらく南下したところのアイス店にも立ち寄りました。富貴冰淇淋專賣店(ふーぐい びんちーりん ぢゅあんまいでぃえん)です。
店内に入ります。あー、涼しい♪ カタコト英語で注文しましたが、ちょっとお高め。こちらも美人のおねいさんが応対してくれます。台湾は女性起業家が多いとは聞いてるけど、ホントなんだなー(単なるスタッフかも)。
内用なので、出入口横のカウンターでいただきます。
手書きメニューには無かったイチゴとメニューにある奶茶です。どちらもアッサリして甘美味いアイスでした。2玉150元。ごちそうさま! 民族路へ出たところで左折して赤嵌樓のほうへ。T-Bikeステーションがあるので、ここで還車(はいちゃー=返却)。朝8時から5時間ほど乗って90元でした。 今度こそ赤嵌樓に入場することに。50元を払ってチケットをもぎってもらいます。
入ってみると意外に人も少なく、静かな場内。
右手にはトイレや授乳室、お土産スペースがあります。
赤嵌樓へ上がる前には、沢山の鯉が泳ぐ涼しげな池も。
ここにも古い古い時代のレンガ積みが残っているんですね。歴史の重みを感じます。
まずは手前の海神廟に入ってみると、開放的な空間ですが、思ったより普通な造りでした。
二階へ上ってみましょう。出入口ゲートが見えますね。
いったん下りて、隣の文昌閣にも上ります。当時の船の模型が飾られていました。 見終わって外へ出ました。再びT-Bikeを借り出し、赤嵌樓の西側から見た様子がこちら。右が赤嵌樓(海神廟)で、左が文昌閣なんですねー。
そこから台南車站まで漕いで行き、最近始まったばかりの台南周遊バスを撮影。いつか乗ってみよう。しかし強い日差しにヤラれたせいか疲れてしまい、宿で休憩することに…。
宿で気づいたんですが、腕カバーしてたので軽減されたものの、やはり半日で腕が日焼けしていました。恐るべし台湾の日差し!
戻る途中で買っておいた台湾啤酒の、大甲媽祖という年に一度の台湾最大の媽祖のお祭り(4月に開催済)とのタイアップ缶。あとで飲むため冷蔵庫に入れておきます。 しだいに空は暗くなり始めました(今回の宿は窓あり)。今晩は(自転車だと)少し市街から離れた感じの夜市へ向かいます。 T-Bikeを借り出して漕ぐこと20分ほど、気温の下がった夜だと言うのに、背中にうっすら汗をかいたまま、市街北西にある武聖夜市に到着しました。周囲は住宅やマンションだらけです。 T-Bikeを停めてロック。既にけっこうな人出ですな。店の構成はどんなだろう? しばらく物見高く見て回りました。
そこそこ広いスペースに店がギッシリです。人波も途切れず奥まで続いてますね。
やはり食の集まる通路が混んでました。
子供用スペースも見に行きましたが、これだけ巨大な遊具は、他ではなかなか見ないので驚きました。
懐かしのゲーム台も現役で、老いも若きもファミリーも、皆さん楽しまれています。
メイン通りから外れた周囲でも混雑は同じで、そろそろ食べるものを決めなくては…。
そんな食ストリートの中に、しゃべくりパフォーマンスを繰り広げてる店が。この主人は取り囲む客と丁々発止のやり取りを交わしながら、次々とグッズを売っています。話はわからないものの(台湾語かも)、上手に客を盛り上げてました。なんか見ているだけで楽しい♪
そう言えば、まだ炒飯喰ってなかった炒飯! 慌てて巡ってきた店を思い出しましたが……あれ?あったっけ? もう一度回ってみるか。さっきのパフォーマンスの反対側にありました。主人の口上に気を取られてたな…。
さっそく蝦仁炒飯を頼んでみましたが、出されたたのがコチラ。いや、これ冷凍食品の三色ミックス野菜使ってるでしょ! エビがほとんど見えないうえ、味も大したことない。
気を取り直して、ジュース屋台に向かいました。いつもの芋頭牛奶ではなく、草莓牛奶を注文して受け取りました。40元だったか。普通に美味しいイチゴミルク的ジュースでした。ごちそうさま!
橋頭車站では、台鐵改札が列車到着まで開放されておらず、客がたむろしてました。高雄だと乗り換え動線が長くて上りだし、やっぱ左營での乗り換えがベストなのかも…。
改札が開くと、わらわらと月台へ皆で降りていきます。やがて入線したのは自強號(ずーちゃんはお)でした。え?…これ特急だよな。一卡通で改札を入った自分は乗っても構わないのか? 今いち台鐵の車両の乗り分けに通じてない自分。
とりあえず座席もガラガラだったので、皆さんに続いて適当に座りました。その後「私の座席ですけど…」的な方も現れず、ずっと座っていられたので、快適に台南まで移動できてラッキーでした♪
あとで調べたら、全席指定なのは確かだけど、座席指定券が無くとも、空席である限り着席してもOKで、急行の莒光號(じぅぐぁんはお)も同様の運用。さらに立席乗車が可能(=自願無座 ずーゆぇん うーずぉ)とのこと。
自強號として特別な普悠瑪號(ぷーようまぁ はお)と太魯閣號(たーるぅごー はお)のみ、ICカードと立席乗車が不可だそうです。なるほど~。
なんでも2Fを改装して駅ナカHOTELになるそうで…。ひとまず宿を目指しましょう。車站から歩けない距離ではないため、額に汗をにじませながら向かったのです。
チェックインを済ませてザックを下ろし、まだ日差しもあるけど市街散歩へ出かけました。まずはレンタサイクルだ!、とT-Bikeアプリから登録をしたんですが…。
やはり一度登録した悠遊卡や一卡通は、他の電話番号へ使い回しできないようです。帰国前に電話との紐づけを解除(登録削除)しておけば良いのかもしれず、次回は試してみますか。
ステーションを探して借り出し、向かったのが冰淇淋(びんちーりん=アイスクリーム)の老舗、太陽牌冰品(たいやんぱい びんぴん)です。
いかにも老舗らしい手書きの価格表がイイ感じ。しかも廉価なのが嬉しいです。
メニューが豊富なので迷いましたが、まずは定番らしき紅豆牛乳霜(ほんどう にゅうるうしゅあん=小豆ソフトクリーム)55元を。量は少なめだけど紅豆もソフトも上々のお味。一気に癒されました〜♪
まだ明るいうちから賑わってますね。狭くないが広すぎない駐車場に屋台が集結しています。食事屋台がほとんどで自分向きかも…。
出ましたドリアン! 金枕頭とはタイ産の高級グレードらしい。さすがに割ったものを並べていないのは、周囲に配慮したのかな?
マレーシアには、さらなる高級種があるようで、中国人が買い占めてどうのこうの、と問題になっているそうで。こんなところにも爆買いの影響が…。
奥行きは深くないけど、スペースのほとんどが食事屋台なので、メニューは一通り完備している模様。
さすがに日本語の会話を聞いたり、欧米人を見かけたりは無かったです。ほぼ地元の方の普段使い夜市と思われます。三角公園が目の前にあって目印になります。
ぐるぐる歩いて決めたのが、こちらの炒麺です。ご夫婦で切り盛りされているみたいで、小ぢんまりしてるのが気に入って注文。具材が少ないけど夜市だから仕方ないですね。40元。ごちそうさま!
もっと食べたかったけど、色々試したいのもあり断念。次を当たりましょう。
いつも見かけるミニチュア寿司もありました。どこで何度見てもミニサイズなのは変わらず(謎)。
こちらはスペースを取ってカットフルーツを並べてました。うん、ココにしよう♪ パイン1パック50元。ジューシーで美味い! 後で調べたら、けっこう有名な店だった。
続いては、屋台でも美味い台湾のパンを。目移りしてしまいますが、買い過ぎ注意です。
買ったのがこちら。宿へ持ち帰って食べたんですが、生地もフィリングも美味しくて、台湾のパンにハズレ無し!の記録を更新しましたね。
ただし右のクロワッサンは巨大すぎて、ふうふう言いながら口へ詰め込みましたが…。
宿へ戻りがてら、府連路沿いの水缸豆花(しゅぇいがん どうふぁ)という店へ。オネイサン2人で切り盛りしてますね。老若男女が次々と買いに来る様子を見て、間違いない店だと確信。さっそく注文します。
カットマンゴーがまだ硬めだけど、そこそこ甘いので満足。さすがに真夏でもない時期だけに、腹具合と相談して氷を残したのは秘密です…。ともあれ、ごちそうさま!
こちらも土日など常に長蛇の列で、食事を諦めた店のひとつ。今日は空いてますね。さっそく短い列に並んで…いや、張り紙を見ると、内用の人は席に座って注文してくれと書いてあるみたい。それではと、地元のオトーサンと相席します。
店に並んでいる食品、どれも普通に美味いらしい。確かに種類は豊富で目移りするほどでした。迷いすぎて、結局はドラ焼きと鳳梨酥だけ買った自分…。終日チャリの予定なので、あまり大きいものは買えませんね。
永樂市場に来ましたよー。國華街を北から入ります。
去年のBRUTUS台湾ムックの表紙を真似たアングルで、つい撮ってしまうミーハーな自分です…。
石精臼蚵仔煎は朝から営業中なので、今日はいつもの蚵仔煎(おあちぇん)と初めての香菇飯湯(しゃんぐぅ ふぁんたん)を注文。
香菇飯湯がこちら。日本人には懐かしいようなダシ汁が美味い! どのブログでも薦めている訳だわー。シイタケは甘かったけど。具の下にはお茶漬け風にご飯が沈んでいます。そこそこ量が多いのもお約束。80元。
肉は柔らかいし旨味は濃かったんですが、何しろ脂が汁に浮きまくってる。胸焼けするとかは無いんですが、自分には上等でも充分だったかも…。頂級の小200元。ごちそうさま!
次もスマホマップで近場を探しました。ちょっと先を左に入った路地にある、康楽街牛肉湯(かんるーじえ にゅうろうたん)です。台南だと何処にでもあるんですね、牛肉湯の店って…(驚)。
前回の入店時は注文をミスったけど、肉の印象が良かったので、しっかり指差しで牛肉湯を小でと注文しました。うん、やっぱ美味しいぞココは! 量も多めなのが嬉しいし。やっぱココ好きかも…♪ 110元。ごちそうさま!
店を出て府前路を東へ進み、國定古蹟 臺南地方法院(ぐおでぃんぐーじい たいなんでぃーふぁん ふぁーゆえん)の前まで来ましたが、いつも気になっていた内部を見てみようか…。
なかなか威厳のある正面です。中へ入ると左に守衛、右に案内員のオカーサンたち。台湾語?でペラペラ喋りかけてくるけど、まったく聞き取れません。
カタコト英語で返事すると、ハタと気づいてくれ、日本人かと言うのでYES…。パンフをもらって構内を回ってみましょう。ちなみに誰でも無料です。
建物に足を踏み入れ、ロビーで見上げると、立派なドームから光が差しています。建築は日本人の森山松之助氏の設計によるもの。
厳粛にして典麗な装飾に、ここはローマかギリシアか?…ってなくらい。
昔の勾留部屋です。ウナギの寝床状態なんですね。窓が無いのは辛そうだ…。
当時の拘留室の写真もパネルになってました。
パネルを見ていると、あの湯徳章の紹介が! 二二八事件で拘束・銃殺されてしまった日台ハーフの弁護士です。
彼を主に日本側から見たノンフィクションが、門田隆将 著「汝、ふたつの故国に殉ず 」ですね。 拘束され拷問を受けたあとも、決して仲間の名前を口にすることなく、日本語で「台湾人万歳!」と叫びつつ銃殺されたという。義に生きた英雄です。合掌。
見学していると、部屋の上に逆さに吊られた尖塔のようなものがありました。何だコレ?
ふと下を見ると、床が鏡のように磨かれキレイに天井が反射して、まるで下にも同じ尖塔があるように見える!
作成した謂れ?がパネルになっていましたが、中文の説明なので理解できません…。ただ2015年に造られたと書いてある。法院の歴史とは関係ないようです…。
それにしても、漆喰?壁の白さと黒い石の床が醸し出す雰囲気に、なんだか懐かしさを覚えてしまう自分…。
ロビーまで戻って通路を撮影したら外へ出ました。うー、日差しがまぶしい!
府前路を東へ進み、鄭成功の像を見ながら敷地を回り込みます。鄭成功文物館に到着しました。さっそく入ってみます。無料です。
静かで薄暗い展示室を巡ります。そこには明時代の遺物とか…
筆書きの扁額?らしきものや…
鄭成功像とされる屏風や母子立像のレプリカもあります。
当時の人形劇セット?も展示されてました。
これは昔のではなく、布袋戯(ぽてひ)の人形で虎とのこと。ちょっとカワイイ…。
ひとしきり歴史と涼しさを身体に感じたら、さらに気温の上がった戸外へ出ました。そうだ、アイス食べに行こう…。この辺りから、デザート巡りが始まりました。
太陽牌までひとっ走り。店頭で写真豊富で分かりやすいメニューをめくります。やっぱ牛乳霜を注文しますか。
他にも色々ありましたが、季節限定のイチゴとマンゴーは、端境期なのか両方とも没有でした(惜)。
サンデーまであるんですねー♪
手軽な棒アイスだって種類が豊富。しかも芋頭のアイスまで…。
選んだのが草苺葡萄冰でした。これもまたウマー! 55元。
食べ終えて店を出ると、向かいに廃業した映画館?が。なんかレトロな台湾を醸し出してイイ感じ。民権路を西へ西へ進みます。全美戯院というレトロな映画館が見たくて。
永福路と交差したら左を見れば、壁に手書きで映画スターがドーン!
その映画館と…上に掲げられた巨大看板も手書きのようですね(驚)。
宣伝車も置いてあり、3面にギッシリと描かれていました(こちらはプリント?)
壁の絵を感心して見ていると、通路のあたりに人だかりが…なんだろう。
なんと、雑誌の写真?を手に持って、大看板を手書きしている最中でした。これはデカい!。
先ほど赤嵌樓で買った劍獅(じえんしー)100元と、台湾で話題という、鄭成功の名にあやかって一定要成功!(いーでぃんやおちゃんごん=きっと成功)という文字の入った鄭成功ポテチ。試験前とかにカツを喰う験担ぎのアレですね。台南市に関連する施設で売っているらしい。35元。
しかもコレ、台南市政府が売り出してます! 地元いや国の英雄とでも言える人物であろうと、イケる!となれば行政自らが商品にしちゃうあたり、商才に長けた華人ならではの品かと。あ、日本でも同じか…。
成功ポテチは、意外や(失礼)Calbeeうすしおと同じ味で、シンプルで旨い塩味ポテチでした♪ 少なくともコンビニに並ぶポテチより数段上!
夜市だからと言って、安易すぎる炒飯でした(怒)。これで60元とは。もったいないので完食しましたが、この屋台は避けたほうが良さそうです。
そう言えば、席に着いている人が少なかったことを、後で思い出しました…。やっぱ地元の人が並ぶほどの店に入るのが、一番確実な店の選び方だ、という当たり前の結論を実感しました。以後は気をつけようっと。
この後も屋台を見て回り、またT-Bikeに乗って宿へもどりました。ほとんど一日中、T-Bikeで走り回ったので少々お疲れモード。宿ではビールを片手にくつろぎ、早めに就寝したのです。おやすみなさい…。
by guangguang-taiwan
| 2018-05-12 19:05